話:ブッダ
バーヒヤさん、それでは、ここに、このように、あなたは学ぶべきです。
見られたものにおいては、見られたもののみが有るであろう。
聞かれたものにおいては、聞かれたもののみが有るであろう。
思われたものにおいては、思われたもののみが有るであろう。
識られたものにおいては、識られたもののみが有るであろう。
と。
バーヒヤさん、まさに、このように、あなたは学ぶべきです。バーヒヤさん、すなわち、まさに、あなたにとって、
見られたものにおいては、見られたもののみが有るであろうかことから、聞かれたものにおいては、聞かれたもののみが有るであろうことから、思われたものにおいては、思われたもののみが有るであろうことから、識られたものにおいては、識られたもののみが有るであろうことから、
バーヒヤさん、そのことから、あなたは、それとともに〔存在し〕ないのです。
バーヒヤさん、すなわち、あなたが、それとともに〔存在し〕ないことから、バーヒヤさん、そのことから、あなたは、そこにおいて〔存在し〕ないのです。
バーヒヤさん、すなわち、あなたが、そこにおいて〔存在し〕ないことから、バーヒヤさん、そのことから、あなたは、まさしく、この〔世〕になく、あの〔世〕になく、両者の中間において〔存在し〕ないのです。
これこそは苦しみの終局です。
と。
出典:小部経典 第一巻 正田大観
ウダーナ聖典(自説経) 菩提の章 バーヒヤの経
0 件のコメント:
コメントを投稿