2018年6月2日土曜日

野田佳彦の「素志」


From:
素志貫徹 内閣総理大臣 野田佳彦の軌跡
松下政経塾







「わたしは政治を変えたい。知恵と体力のかぎりを尽くして」

これは、松下政経塾の卒塾提言発表会において、野田佳彦青年が発した最初の言葉である。いわば、かれの素志である。

本書は、地盤・看板・カバンなしの一青年が、文字どおり徒手空拳で政治に挑戦し、日本の内閣総理大臣になっていったプロセスを紹介している。





松下幸之助塾主がご存命であれば、

「かつてない難局は、かつてない発展の基礎となるものである」

とお話になるであろう。





「演説の名手」といわれている野田は、この演説(民主党代表選挙)で、みずからをドジョウにたとえた。

「わたしの大好きな言葉、相田みつをさんの言葉に、

『どじょうがさ、金魚のまねすることねんだよなあ』

という言葉があります。ルックスはこの通りです。わたしが仮に総理になっても支持率はすぐ上がらないと思います。だから、解散はしません。ドジョウはドジョウの持ち味があります。金魚のまねをしてもできません。赤いべべを着た金魚にはなれません。

ドジョウですが、泥臭く国民のために汗をかいて働いて、政治を前進させる。円高、デフレ、税制改革、さまざまな課題があります。重たい困難です。重たい困難ではありますが、私はそれをしょって立ち、この国の政治を全身全霊をかたむけて前進させる覚悟であります。

ドジョウかもしれません。ドジョウの政治をとことんやり抜いていきたいと思います」

開票作業がはじまり、みなが固唾を呑んで見守っていた。





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素志貫徹 内閣総理大臣 野田佳彦の軌跡
松下政経塾



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