2013年11月23日土曜日
六根清浄 大祓 [羽黒修験]
六根清浄(ろっこんしょうじょう)大祓(おおはらい)
妙法蓮華経に宣わく
人は即ち天が下の御賜なり
須く静め謐ることを掌るべし心は即ち神明の本の主たり
心神を傷むることなかれ
是の故に
目に諸々の不浄を見て心に諸々の不浄を見ず
耳に諸々の不浄を聞いて心に諸々の不浄を聞かず
鼻に諸々の不浄を嗅いて心に諸々の不浄を嗅かず
口に諸々の不浄を言って心に諸々の不浄を言わず
身に諸々の不浄を触れて心に諸々の不浄を触れず
意に諸々の不浄を思うて諸々の不浄を想はず
此の時に清潔よきことあり
諸々の法は影と像の如し
清く浄ければ仮にも穢るること無し
説を取らば得べからず
皆花よりぞ木の実とはなる我身は即ち六根清浄なり
六根清浄なるが故に五臓の神君安寧なり
五臓の神君安寧なるが故に天地の神と同根なり
天地の神と同根なるが故に万物の霊と同体なり
万物の霊と同体なるが故に為すところの願として成就せずということなし
無上の霊宝両部神道加持
※六根とは「眼・耳・鼻・舌・身・意」の六種の根。根は能力を意味し、さらにその能力を有する器官を云う。この6つの器官には、それに対応する「色(眼)・声(耳)・香(鼻)・味(舌)・触(身)・法(意)」の六種の認識作用が生ずるとされている。六根がその対象に対する執着を断って清らかな状態になることを「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」という。
補足:柳生宗矩『兵法家伝書』より
みがかざる玖(あらたま)は、塵ほこりがつく也
みがきぬきたる玉は、泥中に入りてもけがれぬ也
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