話:レイ・カーツワイル
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70年代になり発明を続けていると、発明の内容が、それが具体化される将来に存在するはずの、発明を現実にするテクノロジーや市場原理に釣り合っていないといけない、ということがわかってきた。
発明が現実になるときの世の中は、発明が考案されたときの世の中とは、大きく違っているはずだからだ。
そこでわたしは、個々のテクノロジー(電子工学、通信、コンピュータのプロセッサ、メモリ、磁気記憶装置など)がどのように発展し、それらの変化が、市場やひいては社会制度にどのような波紋を引き起こしたかをモデル化する作業を始めた。
発明が失敗する理由は、ほとんどの場合、研究開発がうまくいかないからではなく、タイミングが悪いからだということがよくわかった。
発明はサーフィンによく似ている。波がいつ来るかを予測し、ちょうどよいタイミングで乗らなければならないのだ。
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シンギュラリティは近い―人類が生命を超越するとき Kindle版
レイ・カーツワイル (著), 小野木 明恵 (翻訳), 野中 香方子 (翻訳), 福田 実 (翻訳), 井上 健 (監修)
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