2012年9月12日水曜日

分けすぎた科学

僕たち科学者は、精神と物質を分けて、まず体を臓器と捉え、細胞、遺伝子、酵素と捉えて、それで科学も一応は進歩したわけです。しかし、それで生命が分かったかというと、ほとんど分かっていない。

だから「手術で臓器は治したけれど、命はなくなった」という、おかしなことが起こるんです。

この前、東大のお医者さんの話を聞いたら、いまは内科だけでも11に分かれていて、そのうち、右目の眼科と左目の眼科ができるんじゃないかというぐらい細分化されているとも言っていました。



抜粋:
致知2012年10月号
「生命を育む大自然をリスペクトして生きる」村上和雄

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