2014年6月13日金曜日

陸の魚、河湖の魚 [荘子]




泉涸れて、魚相ともに陸におり、相い吹くに湿をもってし、相濡すに沫をもってするは、江湖に相い忘るるにしかず。



泉の水が枯れて、干上がった陸の上に魚が集まり、互いに湿った息を吹きかけ合い、泡(あぶく)で濡らし合うというのは、大河や湖水のなかにいて、お互いの存在を忘れているのには及ばない。






出典:『荘子 第1冊 内篇



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