高い目標に挑戦する心を育むために何ができるのか。
1999年アメリカ教員連盟の機関誌に発表されたスタンフォード大学の教授、キャロル・S・デュエック(Carol S. Dweck)の実験を紹介しよう(Caution - Praise can be dangerousu)。
子供をAとBのグループに分け、知能テストを受けさせる。
採点後、Aグループには「問題に正解したあなたは素晴らしい」と『結果』を褒める。
Bグループには「問題を解くために努力したことが素晴らしい」と、結果ではなく『努力』を褒める。
次に、両方のグループに「難しい問題」と「簡単な問題」のどちらがやりたいかを問いかける。
すると、結果を褒められたAグループは、高い点数を取りやすい「簡単な問題(Easy)」を選び、挑戦する姿勢を失った。
一方、努力を褒められたBグループは「難しい問題(Hard)」にチャレンジする姿勢を見せた。
高い目標に挑む心は、結果よりも努力を評価することで育まれる。
この成果は今、日米の教育現場で活用されている。
引用:NHK「為末大が読み解く! 勝利へのセオリー」
「レスリング女子日本代表監督 栄和人」
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