2013年4月19日金曜日

褒めるべきは、結果か努力か? 米研究



高い目標に挑戦する心を育むために何ができるのか。

1999年アメリカ教員連盟の機関誌に発表されたスタンフォード大学の教授、キャロル・S・デュエック(Carol S. Dweck)の実験を紹介しよう(Caution - Praise can be dangerousu)。



子供をAとBのグループに分け、知能テストを受けさせる。

採点後、Aグループには「問題に正解したあなたは素晴らしい」と『結果』を褒める。

Bグループには「問題を解くために努力したことが素晴らしい」と、結果ではなく『努力』を褒める。



次に、両方のグループに「難しい問題」と「簡単な問題」のどちらがやりたいかを問いかける。

すると、結果を褒められたAグループは、高い点数を取りやすい「簡単な問題(Easy)」を選び、挑戦する姿勢を失った。

一方、努力を褒められたBグループは「難しい問題(Hard)」にチャレンジする姿勢を見せた。



高い目標に挑む心は、結果よりも努力を評価することで育まれる。

この成果は今、日米の教育現場で活用されている。






引用:NHK「為末大が読み解く! 勝利へのセオリー」
「レスリング女子日本代表監督 栄和人」

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