日曜美術館
アートシーン
2015年8月23日
蔡國強
帰去来
…
壁撞き
2006年にドイツで発表した「壁撞き」。
群れをなして、ガラスの壁にぶつかっていく99頭のオオカミ。
決して壁を越えることはできません。透明な壁は、かつてドイツに存在したベルリンの壁と同じ3メートル。越えられないとわかっていても、また列に戻って挑戦する。
「絶えず繰り返し、循環するイメージに大きな意味がある」
と、蔡は言います。
蔡國強
「人間は社会の問題に直面するとき、いつも間違いとか悲劇を繰り返している。(私の作品は)皆、循環と関係があります。人間と自然のリズムと関係がありまして、私のタイトル『帰去来』、行って戻るというのも、戻ってはまた行くということですから。そういう感じでもあります」
…
0 件のコメント:
コメントを投稿