2015年4月12日日曜日

先手をとられたアップル



王者アップルが出し抜かれた?

しかもスマホ(iPhone)で?





まさか…

そんな”ウィークポイント”が iPhone にあったとは…



Windows Phone 8.1 は、2014年4月にリリースされたばかり。

その新参者が”一部の国々”において iPhone を猛追、さらには追い越しをかけているという。






その”一部の国々”とは

アラビア語圏

『Windows Phone 8.1 はアラビア語圏のユーザに向け、あらゆるレイアウトを左右逆に配置するという改善を果たした(MacFan)』





左右逆?

じつはアラビア語は「右から左に読み書きする」。つまり、日本語や英語とは逆方向である。

『ウィンドウズ・フォン8.1は、スワイプ方向まで左右逆にするという念の入れようだ(MacFan)』







アラビア語圏の人々にとって、左から右に動作することは

「左手で箸をもって食え」

と強いられているようなもの。つまり、iPhoneは利き手と逆の操作。じつに使いづらい。

『右手で箸をもって食べることのできるウィンドウズ・フォン8.1のほうに乗り換えられてしまうのも当然だろう(MacFan)』



文部科学省のデータによれば

英語を使用する人口は、世界で5億人

一方、アラビア語を使用するのは2.5億人

『これはワールドワイドで製品を展開する企業にとっては無視できない数字だ(MacFan)』






この盲点に、アップルほどの巨大企業が気づいていないのか?

当然、気づいている。実際、アップルのiOSもアラビア語に対応しており、右から左の入力も可能である。それでも、コア・テキストやコア・グラフィックスといったコア・フレームワークにまでは、まだ手が回っていない。本格的にアラビア化することは、多少のアップデートくらいでどうにかなるほど浅い問題ではない。

一方、ウィンドウズ・フォン8.1のレイアウトは、インターフェイスのタイル表示までが左右逆になるほど念が入っている。ちなみに、グーグルのアンドロイドもアラビア化は済んでいる。



『このことは、ユーザ・エクスぺリンス(体験)を重視するアップルにとっては看過できない課題だろう。王者アップルもうかうかしている場合ではないのだ(MacFan)』





ソース:MacFan 2015年 05月号 [雑誌]
「Windows Phone に出し抜かれた iPhone の意外な盲点」




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