コックリ、コックリ
「ねむかき」さん。
厚労省の調べによると、「労働者の72%は疲れている」のだとか。
「こんな時代、『疲労に効く』食べ物があったら、うれしいなと思いませんか?」
健康落語の「立川らく朝」さんは、そう切り出す。
「これを食べると疲れない、とまではいかなくとも、疲れにくくなる、だけでも有り難い」
じつは最近、疲れを軽減するという「抗疲労効果」の認められる食べ物があるのだとか。
その中でも、とても有効なものが「イミダゾールペプチド」。
「どこにあるかって?」
スーパーに行くと必ず置いてある「鶏の胸肉」。
たとえば、自転車を10秒間必死にこぐなどして、血液検査をするだとか、細胞のエネルギー産生量を推定するとかすると
「普通は疲労が溜まって、作業効率はだんたん減ってくるものなのですが、イミダゾールペプチドを投与した場合(もちろん人間に)、投与しなかった場合と比べて、作業効率の低下が抑えられたのです。おまけに疲労感も軽減されたということなのです」
その理由はといえば、どうやらイミダゾールペプチドのもつ「抗酸化作用」が効果を発揮したらしい。
「こんな有り難い物質が、『鶏の胸肉』に豊富に含まれているなんて、うれしいじゃないですか。さあこれからは、疲れた時のディナーには、チキン料理といこうじゃありませんか。チキンといってもモモ肉じゃなくて、もちろん胸肉でね」
デザートは?
「もうアップル・パイで決まりですよ。リンゴに含まれるポリフェノールの抗酸化作用が強いことは知られていますが、同時に『抗疲労効果』もあることが分かりました」
(了)
出典:大法輪2013年4月号
「疲れた日のディナー ドクターらく朝の井戸端けんこう談義」
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