2013年5月27日月曜日
「心に刻み、腹に落とし込んだ言葉」村田諒太 [ボクシング]
ロンドン・オリンピック
ボクシング金メダリスト
「村田諒太(むらた・りょうた)」
彼が「涙が涸れるほど泣いた日」
それはロンドン五輪の2年前、2010年2月9日
南京都高校次代の恩師「武元先生」の突然の死であった。
練習後、恩師の訃報を受けた村田諒太
「自宅のマンションのドアを開け、嫁さんに『いったい、どうしたの?』と聞かれた途端に、涙があふれて止まらなくなった」
武元先生の一周忌
同じ南京都高校ボクシング部のOBである「近藤太郎」は、ブログにこんな書き込みをした。
「一番大事なことは、武元先生の教えを『心に刻み、腹に落とし込んで生きていくこと』だと思います」
「命日とは『命になる日』と書きます。武元先生の教え、遺された御功績が命となる日です。僕たちOBは、何を考え、何を思い、どうやって生きていくのか、いま一度原点に立ち返って考えなければならない日が、命日の今日だと思います」
そして、ロンドン五輪を半年後に控えた村田諒太
武元先生のある一つの言葉が、胸の内に浮かんできた。
「努力したからといって報われるわけじゃない。でも努力しないと報われない」
その言葉が蘇ると不思議なもので
「『オリンピックでメダルが取れへんかったら、どうしよう』というヘタレな気持ちは、どこかへ吹き飛んでいって、『努力をせな報われへん』と、今やるべきことから逃げなくなった」
そして、「人よりも1%多いだけの『101%の努力』を妥協せずに続けることができた」、と村田諒太は記す。
出典:101%のプライド村田諒太
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