東京を走るクルマ、その昼間のスピードは16.8km
”自転車より遅い…”
日本としても、もはや「自転車もアリだね」の時代は過ぎたことを知るべきだろう。「だって、自転車しかないじゃない」なのだ(自転車人2013年夏号)。
疋田智氏の主張は、「自転車を交通システムとして使う」という点にある。そのメリットは4つ。
交通渋滞の緩和
交通死亡事故の劇的な減少
市民の健康増進
環境への貢献
これらを実感できるのは「都市の自転車化」が進むヨーロッパの国々である。たとえば、先進地として知られるミュンスター市(ドイツ)は、80年代初頭に渋滞緩和のため中心部へのクルマの乗り入れを禁止した。
「『自転車の走りやすい街』とは、どんな街だか分かりますか?」と、同市の都市計画、課長は問う。
「自転車が走りやすいとは、取りも直さず、『クルマが走りにくい街』ということなのです」
(了)
ソース:自転車人NO.32 2013夏号 綴込付録「富士山一周いいとこどりライドMAP」 (別冊山と溪谷)
「書評:夏の一冊」
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