話:桜井章一
あなたは普段、どのような”目線”をしているだろうか?
…
おもしろいのは、目線がいつも下になっている人と、能天気なほど明るく目線が上気味の人とでは、
”それぞれのカラダを抱きかかえたときの重量感が違う”ということだ。
2人の体重がほぼ同じでも、目線が下になっている人は重く、能天気な人は軽い。これはもちろん、物理的な重さとは違う次元の感覚である。目線が下になっている人は精神的な問題を抱えていることが多く、それが文字通り”重し”のようになって底に沈殿している。
目線一つでいろいろなものが変わるほど、カラダとは繊細にして精妙なものなのだ。
目線が下向きのひとは気持ちが閉じている。同時にカラダの流れが止まっている。目線がやや上を向いていると、気持ちが広がっていく感覚があるはずだ。カラダも流れだし、動きも軽くなる。
…
引用:桜井章一『体を整える 』
関連記事:
「ケンの目」と「カンの目」。宮本武蔵
どうしても「中心より上」にいってしまう人間
わずかばかり正直なカラダ [桜井章一]
0 件のコメント:
コメントを投稿