2013年11月7日木曜日

「目線」とカラダの重さ



話:桜井章一


あなたは普段、どのような”目線”をしているだろうか?



おもしろいのは、目線がいつも下になっている人と、能天気なほど明るく目線が上気味の人とでは、
”それぞれのカラダを抱きかかえたときの重量感が違う”ということだ。

2人の体重がほぼ同じでも、目線が下になっている人は重く、能天気な人は軽い。これはもちろん、物理的な重さとは違う次元の感覚である。目線が下になっている人は精神的な問題を抱えていることが多く、それが文字通り”重し”のようになって底に沈殿している。

目線一つでいろいろなものが変わるほど、カラダとは繊細にして精妙なものなのだ。

目線が下向きのひとは気持ちが閉じている。同時にカラダの流れが止まっている。目線がやや上を向いていると、気持ちが広がっていく感覚があるはずだ。カラダも流れだし、動きも軽くなる。




引用:桜井章一『体を整える



関連記事:

「ケンの目」と「カンの目」。宮本武蔵

どうしても「中心より上」にいってしまう人間

わずかばかり正直なカラダ [桜井章一]


0 件のコメント:

コメントを投稿