2012年9月29日土曜日

紅花の不思議な咲き方。半夏ひとつ咲き。



「紅花」には不思議な咲き方があるというが…?

毎年決まった暦の日に、わずか「一輪」から咲き始めるのだという。

その日は、夏至から数えて11日目の「半夏生(はんげしょう)」の日。



その早朝。

4月の種まきから始まって、丹誠込めて育ててきた畑。

「あっ、咲いてます。ちゃんと咲いてくれています」



昔から、「半夏ひとつ咲き」と呼ばれ、夏の到来を告げるとされている。

この一輪を合図に翌日から、紅花は一斉に花を咲かせるとのことである。






出典:新日本風土記「奥の細道」

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