普天間基地の県外移転を唱えていた鳩山氏が登場した時、アメリカの政府高官は鳩山氏を「ルーピィ」と評した。ルーピィはループで「輪」のこと。この「ルーピィ」に最もピッタリの日本語訳は、「くるくるパー」である。
その時は笑い話し半分でやり過ごされたが、これは決して笑い話で済むことではない。日本で政権交代が実現し新しい首相が出てきたと思ったら、これが「国防意識のカケラもない人物」だった。
そのことに呆れ返り、日本がこんな首相を選び出すようでは、果たして同盟関係は上手く機能していくのか、と眉をひそめた。アメリカのそんな受け止め方が、この「ルーピィ」という言葉には結晶しているのである。
抜粋:
致知2012年10月号
「歴史の教訓 連載第118回」渡部昇一
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