2012年9月13日木曜日

熱くなり過ぎなければ、運動能力は上がる。

アスリートの肉体的な能力を制限している主な要因の一つは「身体の過熱」。もし、効率的に熱した身体を冷やすことができれば、アスリートの運動能力を一層高めることも可能になる。

たとえば、「グローブ」と呼ばれるコーヒーカップ大の装置。この装置の中に選手が手を入れると、手首の周りが密封がされ、手のひらの熱を素早く冷やす。すると、全身の体温が下がる。なぜなら、人体の「深部体温」を調節する方法の一つが、手のひらなどの「毛のない皮膚」への血流量の調整であるからだ(放熱が必要なときに血管は広がる)。

この「グローブ」はすでに、プロフットボール・チームのサンフランシスコ・フォーティナイナーズが使用している。



出典:
日経サイエンス 2011年 12月号
特許ウォッチ「人体の熱輸送を調節」

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