「天国」というのは、皆が大きなお鍋を囲みながら、「長いサジ」を使ってお互いが食べさせ合っているといいます。
一方、「地獄」はその長いサジを使って、「自分に自分に」と自分の口にばかり食べ物を運ぼうとするから、結局こぼしてしまって、一口も食べられずにお腹を空かせている。
自分だけが満腹になろうとするのが「地獄」、周りの人を満腹にさせようとするのが「天国」。それぞれが少しずつ食べることを我慢して、分け合えばよいのです。
出典:
致知2012年8月号
致知随想「生きるために私は食べない」森美智代
0 件のコメント:
コメントを投稿