2013年10月2日水曜日

ホラを吹くほど、運が舞い込む? [藤木相元]



顔を見て人を知る。

達磨大使が説いた「観相学」を研究して60年。

藤木相元(ふじき・そうげん)氏いわく、「要するに、人生は『運』が支配するというのが達磨の哲学。その運は『顔』が支配するのだと。私はそこから一步進めて、その顔は『脳』がつくったものだという結論を導き出したのです」







鞍馬寺でいただいたという達磨大師による観相学の文献と、欧米最先端の脳科学はものの見事に一致したという。

「観相学は占いのような統計学ではなく、自然科学の学問として方程式化できる。それを私は『脳と顔と運の因果関係』として、論文にまとめて発表したわけです。脳相一致と言いまして、顔はすべて脳が作用する。逆に、脳も顔から刺激を受けます」



では、どう脳を使うのか?

「まず、良い脳をつくるには、やっぱり良い顔。その根本は『ホラを吹くこと』です。人間、ホラを吹かなかったら夢がない。ホラとは、つまりドリームですよね。嘘は人を騙すことですが、ホラは人を楽しませることもできますから」







達磨大師は、人間が8匹の動物に似ているといっている。牛に似た者、馬に似た者、狸に似た者、狐に似た者…。

「ウシ顔をした者、これは棟梁になる。ウマ顔をした者は人生を飛ばしに飛ばし切る者と、途中で挫折する者との2つに分かれます。タヌキ顔をした者は、世間を煙に巻く。サル顔をした者は小知恵はあるが、トップにはなれない、と」

「肝腎なのは、顔は自分自身の努力によって変えていけるものだということです。物事をよく見ようとすれば目が、人の話をよく聞こうとすれば耳が大きくなります。良い顔をして鏡に向かっていれば、脳がどんどん磨かれます」





ソース:致知2013年10月号
「脳と顔と運命の法則 藤木相元」




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